JALカード vs ANAカード──マイル系カード選びで迷っていませんか?
「マイルを貯めて特典航空券でお得に旅行したい!」──そう考えたとき、まず候補に挙がるのがJALカードとANAカードです。
しかし、いざ比較しようとすると「還元率はどちらが高い?」「年会費の差は?」「ボーナスマイルの仕組みが複雑すぎる…」と、情報が多すぎて混乱してしまう方も多いのではないでしょうか。
筆者はクレジットカード業界で10年以上の取材・執筆経験があり、JALカードとANAカードの両方を実際に保有して使い分けてきました。その実体験と最新データをもとに、2024年時点でどちらがマイルを貯めやすいのかをあらゆる角度から徹底比較します。
この記事を読み終えるころには、あなたのライフスタイルに合った「正解の1枚」が明確になっているはずです。
- JALカード・ANAカードの基本スペック比較(年会費・還元率・付帯サービス)
- ショッピングマイルの貯まりやすさの違い
- フライトボーナスマイルの差
- 特約店・提携店の充実度の比較
- 年間利用額ごとのマイル獲得シミュレーション
- あなたに最適なカードの選び方
JALカード・ANAカードの基本スペックを一覧比較
まずは、両カードの基本スペックを一覧表で確認しましょう。ここでは最も利用者が多い一般カード(普通カード)とゴールドカードのグレードを中心に比較します。
一般カード(普通カード)の比較表
| 比較項目 | JALカード(普通カード) | ANAカード(一般カード) |
|---|---|---|
| 年会費(税込) | 2,200円(初年度無料) | 2,200円(初年度無料) |
| 基本マイル還元率 | 0.5%(200円=1マイル) | 0.5%(1,000円=1ポイント=5マイル) |
| 高還元オプション | ショッピングマイル・プレミアム:年4,950円で還元率1.0% | 10マイルコース:年5,500円〜で還元率1.0% |
| 入会ボーナスマイル | 1,000マイル | 1,000マイル |
| 毎年継続ボーナスマイル | 1,000マイル | 1,000マイル |
| フライトボーナスマイル | 区間マイルの10% | 区間マイルの10% |
| 海外旅行保険(自動付帯) | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 |
| 国内旅行保険 | 最高1,000万円 | 最高1,000万円(※カードにより条件付き) |
| 国際ブランド | VISA / Mastercard / JCB | VISA / Mastercard / JCB |
ゴールドカードの比較表
| 比較項目 | JALカード CLUB-Aゴールドカード | ANAワイドゴールドカード |
|---|---|---|
| 年会費(税込) | 17,600円 | 15,400円 |
| 基本マイル還元率 | 1.0%(ショッピングマイル・プレミアム自動付帯) | 1.0%(10マイルコース無料付帯) |
| 入会ボーナスマイル | 5,000マイル | 2,000マイル |
| 毎年継続ボーナスマイル | 2,000マイル | 2,000マイル |
| フライトボーナスマイル | 区間マイルの25% | 区間マイルの25% |
| 海外旅行保険 | 最高1億円(自動付帯5,000万円) | 最高5,000万円(自動付帯分あり) |
| 空港ラウンジ | 国内主要空港+ハワイ | 国内主要空港+ハワイ |
一般カードでは年会費・基本還元率ともにほぼ互角。ゴールドカードではJALカード CLUB-Aゴールドの方が年会費は約2,200円高いものの、入会ボーナスマイルが5,000マイルと大きく、旅行保険の補償額も手厚い傾向があります。一方、ANAワイドゴールドは年会費がやや安く、コストパフォーマンスに優れています。
マイル還元率を「実質1.0%」にするためのコスト比較
両カードとも基本還元率は0.5%ですが、オプションを付けることで1.0%にアップできます。ここで重要なのがそのオプションにかかるコストです。
- JALカード:ショッピングマイル・プレミアム → 年4,950円(税込)
- ANAカード(JCB):10マイルコース → 年5,500円(税込)
- ANAカード(VISA/Mastercard):2倍コース → 年6,600円(税込)
JALカードの方が年間550円〜1,650円安く、同じ還元率1.0%を実現できます。この差は一見小さく見えますが、5年・10年と使い続けると積み上がります。
ANAカードの10マイルコース(マイル移行手数料)は、国際ブランドによって金額が異なります。JCBが5,500円、VISA/Mastercardは6,600円です。カードを申し込む前に、必ずブランドごとの手数料を確認しましょう。また、ゴールドカード以上では10マイルコースが無料で自動適用されるため、年間利用額が大きい方はゴールドカードの方がお得になるケースがあります。
ショッピングマイルの貯まりやすさを徹底比較
マイル系カードを選ぶ最大のポイントは、日常の買い物でどれだけマイルが貯まるかです。ここでは、ショッピング利用時のマイル還元率を多角的に比較します。
JALカードの「特約店」制度が強力
JALカードには「JALカード特約店」という制度があり、対象店舗でカードを利用するとマイルが通常の2倍貯まります。ショッピングマイル・プレミアムに加入している場合、100円=2マイル(還元率2.0%)という驚異的な還元率になります。
主なJALカード特約店:
- ENEOS(ガソリンスタンド)
- ファミリーマート(コンビニ)
- イオン(スーパー)
- マツモトキヨシ(ドラッグストア)
- ロイヤルホスト(ファミレス)
- 大丸・松坂屋(百貨店)
- 紀伊國屋書店(書店)
- トヨタレンタカー(レンタカー)
特にENEOS・ファミリーマート・イオンなど、日常生活で頻繁に使う店舗が含まれているのは非常に大きなメリットです。ガソリン代が月1万円の方なら、年間で2,400マイルもこのカテゴリだけで貯まります。
ANAカードの「マイルプラス加盟店」
ANAカードにも「ANAカードマイルプラス」という提携店舗制度があります。対象店舗で利用すると、通常のポイント還元に加えて100円または200円につき1マイルが直接加算されます。
主なANAカードマイルプラス加盟店:
- セブン-イレブン(コンビニ):200円=1マイル
- スターバックス(カフェ):100円=1マイル
- マツモトキヨシ(ドラッグストア):200円=1マイル
- 大丸・松坂屋(百貨店):200円=1マイル
- 紀伊國屋書店(書店):200円=1マイル
- ENEOS(ガソリンスタンド):200円=1マイル
ANAカードマイルプラスの特徴は、通常のポイント還元と併用できる点です。10マイルコースに加入している場合、セブン-イレブンで1,000円使うと、通常ポイント分の10マイル+マイルプラス分の5マイル=合計15マイル(還元率1.5%)となります。
特約店・提携店の比較まとめ
JALカードの特約店はマイルが「2倍」になるシンプルな仕組みで、ショッピングマイル・プレミアム加入時に還元率2.0%を実現。一方、ANAカードのマイルプラスは通常ポイントに「上乗せ」される仕組みで、還元率1.5%〜2.0%となります。
- ファミリーマートをよく使う方 → JALカードが有利(JALカード特約店で2倍)
- セブン-イレブンをよく使う方 → ANAカードが有利(マイルプラス対象)
- スターバックスをよく使う方 → ANAカードが有利(100円=1マイル上乗せ)
- イオンで食料品を買う方 → JALカードが有利(JALカード特約店で2倍)
フライトボーナスマイルとマイルの使い道を比較
マイル系カードを持つ方の多くは、実際に飛行機に乗る機会がある方でしょう。ここでは、搭乗時のボーナスマイルと、貯めたマイルの使い道を比較します。
フライトボーナスマイルの仕組み
JALカードもANAカードも、自社便に搭乗する際に区間基本マイルに上乗せされるボーナスマイルがもらえます。カードのグレードによって割合が異なります。
| カードグレード | JALカード | ANAカード |
|---|---|---|
| 一般カード / 普通カード | 区間マイルの10% | 区間マイルの10% |
| CLUB-A / ワイドカード | 区間マイルの25% | 区間マイルの25% |
| ゴールドカード | 区間マイルの25% | 区間マイルの25% |
| プラチナ / プレミアム | 区間マイルの25% | 区間マイルの50% |
注目すべきはプラチナ・プレミアムクラスです。ANAプレミアムカードは区間マイルの50%がボーナスとして加算されるのに対し、JALカード プラチナは25%のまま。頻繁に搭乗する出張族やマイル修行僧にとっては、この差は無視できません。
入会ボーナス&継続ボーナスの違い
カードに入会した時と、毎年の更新時にもらえるボーナスマイルも重要な比較ポイントです。
一般カードの場合:
- JALカード:入会1,000マイル + 継続毎年1,000マイル
- ANAカード:入会1,000マイル + 継続毎年1,000マイル
ゴールドカードの場合:
- JALカード CLUB-Aゴールド:入会5,000マイル + 継続毎年2,000マイル
- ANAワイドゴールド:入会2,000マイル + 継続毎年2,000マイル
ゴールドカードの入会時ボーナスでは、JALカードが3,000マイルも多いのが目立ちます。ただし、ANAカードは時期によって入会キャンペーンで大量マイルを獲得できることもあるため、申し込みのタイミングも重要です。
特典航空券の必要マイル数を比較
貯めたマイルの最もお得な使い方は特典航空券への交換です。ここでは主要路線の必要マイル数を比較してみましょう。
国内線の必要マイル数(片道・普通席):
- 東京⇔大阪:JAL 6,000マイル〜 / ANA 6,000マイル〜
- 東京⇔札幌:JAL 7,500マイル〜 / ANA 7,500マイル〜
- 東京⇔沖縄:JAL 7,500マイル〜 / ANA 7,500マイル〜
国際線の必要マイル数(往復・エコノミー):
- 東京⇔ソウル:JAL 15,000マイル〜 / ANA 15,000マイル〜
- 東京⇔ハワイ:JAL 40,000マイル〜 / ANA 40,000マイル〜
- 東京⇔パリ:JAL 52,000マイル〜 / ANA 55,000マイル〜
国内線では大きな差はありませんが、国際線の一部路線ではJALの方がやや少ないマイルで特典航空券に交換できるケースがあります。ただし、ANAはシーズンによって必要マイル数が変動する仕組みを採用しており、ローシーズンではさらに少ないマイルで交換できることもあります。
なお、マイルで憧れのハワイやヨーロッパに行く際には、長時間のフライトを快適に過ごすための準備も大切です。ノイズキャンセリングヘッドホンがあれば、エンジン音をカットして映画や音楽を存分に楽しめるので、特にエコノミークラスでの長距離フライトには必須アイテムと言えるでしょう。
マイルの有効期限に注意
マイルの有効期限も重要な比較ポイントです。
- JALマイル:搭乗日・積算日から36ヶ月(3年)
- ANAマイル:積算日から36ヶ月(3年)
有効期限はどちらも3年間で同一です。ただし、ANAカードの場合はカード会社のポイントとして貯めておき、必要な時にマイルへ移行するという方法が使えます。例えば、三井住友カードのVポイントは有効期限が最長5年のため、ポイントのまま保持してから移行すれば実質的に有効期限を延ばせます。
JALカードはショッピング利用分がポイントを経由せず直接JALマイルとして積算される仕組みです。そのため、ANAカードのように「ポイントのまま保持して期限を延ばす」という裏技が使えません。マイルの有効期限切れが心配な方は、この点も考慮してカードを選びましょう。
年間利用額別マイル獲得シミュレーション
実際にどれくらいマイルが貯まるのか、年間利用額ごとにシミュレーションしてみましょう。ここでは高還元オプション加入済み(還元率1.0%)の条件で比較します。
年間利用額100万円の場合
JALカード普通カード(ショッピングマイル・プレミアム加入):
- ショッピングマイル:100万円 × 1.0% = 10,000マイル
- 特約店利用分(20万円と仮定):追加 2,000マイル
- 継続ボーナス:1,000マイル
- 合計:約13,000マイル
- コスト:年会費2,200円 + プレミアム4,950円 = 7,150円
ANAカード一般カード(10マイルコース加入・JCB):
- ショッピングマイル:100万円 × 1.0% = 10,000マイル
- マイルプラス加盟店利用分(20万円と仮定):追加 約1,000マイル
- 継続ボーナス:1,000マイル
- 合計:約12,000マイル
- コスト:年会費2,200円 + 10マイルコース5,500円 = 7,700円
年間100万円の利用では、JALカードが約1,000マイル多く、かつコストも550円安い結果となりました。
年間200万円の場合
JALカード CLUB-Aゴールド:
- ショッピングマイル:200万円 × 1.0% = 20,000マイル
- 特約店利用分(40万円と仮定):追加 4,000マイル
- 継続ボーナス:2,000マイル
- 合計:約26,000マイル
- コスト:年会費 17,600円(プレミアム自動付帯)
ANAワイドゴールドカード:
- ショッピングマイル:200万円 × 1.0% = 20,000マイル
- マイルプラス加盟店利用分(40万円と仮定):追加 約2,000マイル
- 継続ボーナス:2,000マイル
- 合計:約24,000マイル
- コスト:年会費 15,400円(10マイルコース無料付帯)
ゴールドカードの比較では、JALカードの方が約2,000マイル多いものの、年会費は2,200円高い結果に。1マイルの価値を2円と考えると、マイルの差額は4,000円相当。差し引きでJALカードの方が約1,800円分お得という計算になります。
年間300万円以上のヘビーユーザーの場合
年間利用額が300万円を超えるヘビーユーザーでは、JALカードの特約店制度の優位性がさらに際立ちます。特約店利用比率が高い方ほど、JALカードのマイル獲得量が圧倒的に上回ります。
一方で、ANAカードには「マイ友プログラム」による紹介ボーナスや、電子マネー(楽天Edy、nanacoなど)との連携によるマイル二重取りなど、独自の貯め方も充実しています。これらを組み合わせると、カード決済以外のルートからもマイルを積み上げられるのがANAカードの強みです。
- 年間100万円以下の利用 → JALカードがやや有利(コストが安く、特約店でボーナスが大きい)
- 年間200万円の利用 → JALカードがやや有利(特約店の差が出やすい)
- 飛行機搭乗が多い方 → プレミアムカードではANAが有利(ボーナスマイル50%)
- ポイントサイト・電子マネー活用派 → ANAカードが有利(ポイント交換ルートが豊富)
ライフスタイル別おすすめカード診断
ここまでの比較結果を踏まえ、あなたのライフスタイルに合った最適なカードを診断してみましょう。
JALカードがおすすめな人
✅ イオン・ファミリーマート・ENEOSをよく利用する人
JALカードの特約店にはイオン、ファミリーマート、ENEOSなど日常利用頻度の高い店舗が揃っています。これらの店舗での支払いを集中させれば、還元率2.0%で効率的にマイルを貯められます。
✅ シンプルにマイルを貯めたい人
JALカードはショッピング利用分が直接JALマイルとして積算される仕組み。ポイントからマイルへの移行手続きが不要で、貯まり具合をリアルタイムで確認できます。
✅ JAL便(ワンワールド)を主に利用する人
JALはワンワールドアライアンスに属しています。ブリティッシュ・エアウェイズ、キャセイパシフィック、カンタス航空なども利用する方にはJALマイルの汎用性が活きます。
✅ 海外旅行保険の手厚さを重視する人
JALカード CLUB-Aゴールドの海外旅行保険は最高1億円と非常に手厚い。頻繁に海外旅行をする方には安心材料です。
ANAカードがおすすめな人
✅ セブン-イレブン・スターバックスをよく利用する人
ANAカードマイルプラスの加盟店にはセブン-イレブン、スターバックスが含まれています。特にスタバは100円=1マイルの高還元で、毎日コーヒーを買う方なら年間で相当なマイルが貯まります。
✅ ポイントサイト・電子マネーを活用してマイルを貯めたい人
ANAマイルは多くのポイントプログラムからの交換先として人気があります。楽天ポイント、Tポイント、各種ポイントサイトからANAマイルへの交換ルートが豊富に用意されており、「陸マイラー」として効率的にマイルを貯めたい方にはANAカードが圧倒的に有利です。
✅ マイルの有効期限を実質的に延ばしたい人
先述の通り、ANAカードはカード会社のポイントとして保持し、必要な時にマイルへ移行する戦略が使えます。「いつ旅行に行くか未定だけど、とりあえず貯めておきたい」という方にはANAカードが向いています。
✅ ANA便(スターアライアンス)を主に利用する人
ANAはスターアライアンスに属しており、ユナイテッド航空、シンガポール航空、ルフトハンザ航空などと提携。世界最大の航空連合で、就航路線の選択肢が豊富です。
両方持ちという選択肢もあり
実は、JALカードとANAカードの両方を持つという選択肢もあります。筆者自身も一時期この方法を採用していました。
メリットとしては、特約店に応じてカードを使い分けることで両方のマイルを効率的に貯められる点。デメリットとしては、マイルが分散してしまい、特典航空券の交換に必要な量に達するまで時間がかかる点です。
筆者の結論としては、メインカードを1枚に絞り、そのエアラインのマイルに集中させる方が効率的です。両方を持つ場合は、「国内出張はJAL中心、プライベートの海外旅行はANA」など明確なルールを設けることをおすすめします。
マイルを貯めて旅行する際には、快適な移動のための準備も忘れずに。特に長距離フライトではトラベルネックピローが首の疲れを大幅に軽減してくれます。低反発素材のものを選べば、エコノミークラスでもぐっすり眠れるので、到着後の観光も全力で楽しめますよ。
マイルを効率的に貯めるための実践テクニック
カードを選んだら、次は日常のあらゆる支出をマイルに変換する実践テクニックです。筆者が実際に活用しているノウハウを惜しみなくお伝えします。
固定費をすべてカード払いに集約する
マイルを効率よく貯める最大のコツは、毎月必ず発生する固定費をすべてカード払いにすることです。
- 家賃(対応している物件の場合)
- 電気・ガス・水道
- スマホ料金
- インターネット回線
- 保険料
- サブスクリプション(Netflix、Amazon Prime、Spotifyなど)
- 新聞購読料
例えば、これらの固定費が月8万円だとすると、年間96万円。還元率1.0%で9,600マイルが自動的に貯まります。特に意識せずとも東京⇔沖縄の片道特典航空券分が年間で獲得できるのです。
JALカード限定:JALマイレージモールの活用
JALには「JALマイレージモール」というオンラインショッピングのポータルサイトがあります。ここを経由してAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどで買い物をすると、カード決済のマイルに加えて追加のマイルがもらえます。
- Amazon:200円=1マイル
- 楽天市場:200円=1マイル
- Yahoo!ショッピング:200円=1マイル
- ユニクロ:200円=1マイル
ANAカード限定:ANAマイレージモール&ポイント交換ルート
ANAにも「ANAマイレージモール」があり、同様にネットショッピングで追加マイルを獲得できます。さらに注目すべきはポイント交換ルートの豊富さです。
ANAマイルに交換できる主なポイント:
- 楽天ポイント → ANAマイル(2ポイント=1マイル)
- Tポイント → ANAマイル(500ポイント=250マイル)
- nanacoポイント → ANAマイル(500ポイント=250マイル)
- 各種ポイントサイト → 中継ポイント経由 → ANAマイル
特に「陸マイラー」と呼ばれるマイル愛好家の間では、ポイントサイトで貯めたポイントをANAマイルに交換する手法が広く知られています。この方法を使えば、飛行機に乗らなくても年間数万マイルを貯めることも可能です。
税金・公共料金の支払いでもマイルを貯める
近年は税金の支払いもクレジットカードで可能になっています。
- 自動車税
- 固定資産税
- 住民税(自治体による)
- 所得税・法人税
- ふるさと納税
特にふるさと納税はクレジットカード決済できるサイトが多く、返礼品をもらいながらマイルも貯められる一石二鳥の方法です。年間のふるさと納税上限額が10万円の方なら、それだけで1,000マイル獲得できます。
税金のクレジットカード払いには、決済手数料(概ね0.5%〜0.8%程度)がかかるケースがあります。還元率1.0%のカードであれば手数料を差し引いてもプラスですが、基本還元率0.5%のカードでは手数料負けする可能性があるため注意が必要です。高還元オプション加入済みであることを確認してから利用しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. JALカードとANAカード、初心者にはどちらがおすすめですか?
A. マイル系カード初心者の方にはJALカードをやや推奨します。理由は、ショッピング利用分が直接マイルとして積算されるシンプルな仕組みだからです。ANAカードは「ポイント→マイル移行」というワンステップが入るため、最初は少しわかりにくく感じるかもしれません。ただし、セブン-イレブンやスターバックスをよく使う方、陸マイラーとしてポイントサイトも活用したい方にはANAカードの方が向いています。
Q2. JALマイルとANAマイル、1マイルの価値はどちらが高いですか?
A. 一般的に1マイル=2円〜15円の価値があるとされ、使い方によって大きく変動します。特典航空券に交換する場合、国際線ビジネスクラスが最もマイルの価値が高くなります(1マイル=10円〜15円相当)。JALとANAでマイルそのものの価値に大きな差はなく、どちらも使い方次第で高い価値を引き出せます。
Q3. 家族でマイルを合算できますか?
A. はい、どちらも家族間でのマイル共有が可能です。JALカードでは「JALカード家族プログラム」で家族のマイルを合算できます。ANAカードでは「ANAカードファミリーマイル」で同様のサービスがあります。家族合算を利用すれば、一人では貯まりにくいマイルも家族全体で効率的に貯められます。
Q4. マイルの有効期限が切れそうな時の対処法は?
A. いくつかの方法があります。
- 特典航空券に交換:最も価値が高い使い方。少ないマイルでも国内線片道なら交換可能
- e JALポイント / ANA SKYコインに交換:航空券購入に使えるポイントに変換。有効期限が延びる場合も
- 提携ポイントや商品に交換:Amazonギフト券やWAON、nanacoなどに交換可能(ただしレートは低下)
- 寄付に使う:JALもANAもマイルを使った寄付プログラムを用意
Q5. クレジットカードの審査はどちらが通りやすいですか?
A. 一般カードに関しては、JALカードもANAカードも審査難易度に大きな差はありません。どちらも安定した収入があれば、18歳以上(高校生を除く)の方が申し込み可能です。ゴールドカード以上になると、より安定した収入と一定のクレジットヒストリーが求められますが、これも両カード間で大きな差はありません。
Q6. JALカードとANAカードは同時に持てますか?
A. はい、同時に保有することは全く問題ありません。異なる航空会社のカードなので、審査上の制約もありません。ただし前述の通り、マイルが分散するデメリットがあるため、メインカードを1枚に決めてマイルを集中させることをおすすめします。
Q7. 普通カードとゴールドカード、どちらのグレードがおすすめですか?
A. 年間利用額が100万円以上の方には、ゴールドカードをおすすめします。理由は、ゴールドカードでは高還元オプション(ショッピングマイル・プレミアムや10マイルコース)が無料で自動適用されるためです。一般カード+高還元オプションの合計コストとゴールドカードの年会費を比較すると、年間利用額が多いほどゴールドカードの方がコスパが良くなります。さらに空港ラウンジや手厚い旅行保険も付帯します。
まとめ:JALカード vs ANAカード、あなたの最適解は?
ここまでJALカードとANAカードをあらゆる角度から比較してきました。最後に、重要なポイントを整理します。
比較結果の重要ポイント
- 基本還元率はどちらも同じ:基本0.5%、オプション加入で1.0%。ただしオプション費用はJALカードの方が年550円〜1,650円安い
- 特約店ではJALカードが有利:イオン・ファミリーマート・ENEOSなど日常利用店が豊富で、還元率2.0%を実現
- マイルプラス加盟店ではANAも善戦:セブン-イレブン・スターバックスなどが対象。通常ポイントとの併用で還元率1.5%〜2.0%
- フライトボーナスはほぼ互角:ただしプレミアムカードではANAが50%と圧倒的
- マイルの有効期限延長はANAが柔軟:ポイント経由で実質的に期限を延ばせる
- 陸マイラーとしてはANAが有利:ポイントサイトからの交換ルートが豊富
- シンプルさではJALが優位:ショッピングマイルが直接積算される仕組み
- 入会ボーナスマイルはゴールドでJALが3,000マイル多い
- 旅行保険の手厚さはゴールドカードでJALが上回る
- 年会費のコスパはANAゴールドがやや優位:JALゴールドより2,200円安い
最終結論
どちらも非常に優秀なマイル系カードであり、「絶対にこちらが正解」という答えはありません。あなたのライフスタイルに合った1枚を選ぶことが最も重要です。
改めて整理すると:
- 🔴 JALカードを選ぶべき人:イオン・ファミマ・ENEOSをよく使う/シンプルにマイルを貯めたい/ワンワールド便をよく使う/旅行保険を重視する
- 🔵 ANAカードを選ぶべき人:セブン・スタバをよく使う/ポイントサイトも活用したい陸マイラー志望/マイルの有効期限を延ばしたい/スターアライアンス便をよく使う
いずれのカードを選んでも、固定費の集約・特約店の活用・マイレージモールの経由という3つの基本テクニックを実践すれば、年間で数万マイルを着実に貯められます。
そして貯めたマイルで特典航空券を発券し、いつか行きたかった場所への旅に出かけてください。その時のために、快適なフライトグッズも今から準備しておくことをおすすめします。
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