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ANAマイルでアップグレードを狙う最強テクニック【2024年完全版】

48分で読める

ANAマイルを使った座席アップグレードの全手順を徹底解説。必要マイル数の一覧表、申請のベストタイミング、成功率を上げる裏ワザ、陸マイラーが知っておくべき注意点まで、実体験をもとに完全網羅。エコノミーからビジネスクラスへの夢を叶える最強ガイドです。

ANAマイルで座席アップグレードとは?知っておきたい基本の仕組み

「せっかく貯めたANAマイル、どうせ使うなら最高の体験に使いたい」——そう思っている陸マイラーの方は多いのではないでしょうか。特典航空券の発券だけがマイルの使い道ではありません。実は、すでに購入済みの航空券をマイルでアップグレードするという、非常にコスパの高い使い方があるのです。

ANAビジネスクラスのフルフラットシートと窓から見える雲海
ANAビジネスクラスのフルフラットシートと窓から見える雲海

エコノミークラスで予約したチケットをビジネスクラスに、あるいはビジネスクラスをファーストクラスに——。マイルを使ったアップグレードは、特典航空券より少ないマイル数で上位クラスの体験ができるケースがあり、賢い陸マイラーにとって見逃せない選択肢です。

アップグレード特典の基本ルール

ANAのアップグレード特典には、いくつかの重要なルールがあります。まず理解しておくべきは、すべての航空券がアップグレード対象ではないという点です。

アップグレード特典を利用できるのは、ANA運航便(コードシェア便のANA便名を含む)に限られます。スターアライアンス他社が運航する便では利用できません。また、対象となる予約クラス(運賃種別)にも制限があります。

💡 アップグレード特典の基本ポイント
・対象はANA運航の国際線のみ(国内線は対象外)
・1クラス上へのアップグレードが基本(エコノミー→ビジネス、ビジネス→ファーストなど)
・対象運賃クラスが決まっている(格安ツアー運賃などは対象外の場合あり)
・片道ずつの申請が可能
・ANAマイレージクラブ会員本人のみ利用可能(家族への譲渡不可)

特典航空券との違いを正しく理解する

「特典航空券とアップグレード特典、どっちがお得なの?」という質問をよく受けます。結論から言うと、状況によって使い分けるのがベストです。

特典航空券は「無料で航空券そのものを手に入れる」方法です。一方、アップグレード特典は「すでに購入した航空券の座席クラスを上げる」方法。つまり、元の航空券代金は別途かかります。

しかし、アップグレード特典には大きなメリットがあります。特典航空券では座席数に厳しい制限がありますが、アップグレード特典は上位クラスに空席さえあれば確定する可能性が高いのです。特に繁忙期に特典航空券が取れないとき、アップグレード特典が威力を発揮します。

アップグレード対象の予約クラス一覧

ANAのアップグレード特典を利用するには、対象となる予約クラス(ブッキングクラス)で航空券を購入している必要があります。以下の表で確認しましょう。

アップグレード区間 対象予約クラス 対象外の例
エコノミー → プレミアムエコノミー Y, B, M, U, H, Q V, W, S, T, L, K(割引運賃)
エコノミー → ビジネス Y, B, M U以下の割引クラス
プレミアムエコノミー → ビジネス G, E N(割引プレエコ運賃)
ビジネス → ファースト J, C, D, Z P(割引ビジネス運賃)
⚠️ 注意:格安運賃はアップグレード対象外になることが多い
旅行代理店経由のツアー運賃や、ANAの「Super Value」など深割り運賃は対象外となるケースが大半です。アップグレード前提で航空券を購入する場合は、必ず予約クラスを確認してから購入しましょう。予約確認画面やeチケットに記載されている1文字のアルファベットが予約クラスです。

路線別・クラス別の必要マイル数を完全網羅

アップグレード特典を戦略的に使うためには、路線ごとの必要マイル数を正確に把握することが不可欠です。ここでは主要路線の必要マイル数を詳しく見ていきましょう。

スマートフォンでANAアプリのアップグレード申請画面を操作する手元
スマートフォンでANAアプリのアップグレード申請画面を操作する手元

主要路線の必要マイル数一覧表

以下は、ANAアップグレード特典の必要マイル数を路線カテゴリ別にまとめた表です(片道あたり)。

路線例 エコノミー→
プレエコ
エコノミー→
ビジネス
プレエコ→
ビジネス
ビジネス→
ファースト
日本~韓国・ウラジオストク 12,000
日本~中国・香港・台湾・マニラ 12,000
日本~東南アジア(バンコク・シンガポール等) 10,000 18,000 15,000
日本~ハワイ・ホノルル 12,000 20,000 18,000
日本~北米(ニューヨーク・ロサンゼルス等) 15,000 25,000 20,000 25,000
日本~欧州(ロンドン・パリ・フランクフルト等) 15,000 25,000 20,000 25,000

※上記マイル数は2024年時点の目安です。最新情報はANA公式サイトで必ずご確認ください。

コスパ最強のアップグレード路線はどこ?

必要マイル数と実際の運賃差を比較すると、コスパが最も高いのは中長距離路線のビジネスクラスへのアップグレードです。

たとえば、東京→ニューヨークのエコノミー正規運賃とビジネスクラスの運賃差は往復で30万〜50万円以上になることもあります。それが片道25,000マイル、往復50,000マイルでアップグレードできるのです。

1マイルあたりの価値に換算すると、1マイル=6〜10円相当になるケースも珍しくありません。陸マイラーが1マイルを約1.5〜2円のコストで貯めていることを考えれば、これは非常に高いリターンです。

💡 コスパの高いアップグレード路線TOP3
1位:日本~欧州のビジネスクラスアップグレード — 12時間超のフライトでフルフラットシートの恩恵が最大
2位:日本~北米のビジネスクラスアップグレード — 運賃差が大きく、マイル価値が高い
3位:日本~ホノルルのビジネスクラスアップグレード — A380「FLYING HONU」のビジネスクラスは特別な体験

ファーストクラスアップグレードは究極の贅沢

ANAファーストクラスは「THE Suite」「THE Room」など世界的に高い評価を受けている商品です。ビジネスクラスからファーストクラスへのアップグレードは、北米・欧州路線で片道25,000マイル。

ファーストクラスの正規運賃は片道100万円を超えることもあるため、マイルでアップグレードできれば1マイルあたり20円以上の価値を引き出せる可能性もあります。まさに陸マイラーの夢と言えるでしょう。

ANAのエコノミークラスとビジネスクラスの座席比較イメージ
ANAのエコノミークラスとビジネスクラスの座席比較イメージ

アップグレード成功率を劇的に上げる7つのテクニック

アップグレード特典は「申請すれば必ず通る」というものではありません。上位クラスの空席状況に左右されます。ここでは、成功率を最大限に高めるための実践テクニックを7つご紹介します。

テクニック1:申請タイミングは「出発24時間前」が狙い目

アップグレード特典の申請は、搭乗日の355日前から可能です。しかし、早期申請しても「空席待ち」のまま確定しないケースが多くあります。

実は、航空会社は出発直前になると座席管理システムの制限を緩め、上位クラスの空席をアップグレード用に開放することがあります。出発24〜48時間前に再度申請する、または空席状況をチェックすることで、それまで「空席待ち」だったアップグレードが突然確定することがあるのです。

テクニック2:オフシーズン・平日便を狙う

ビジネスクラスの座席が埋まりにくい時期・曜日を狙うのは基本中の基本です。

  • オフシーズン:1月中旬〜2月、4月上旬〜中旬、10月〜11月
  • 曜日:火曜・水曜出発便は比較的空いている
  • 時間帯:深夜発便よりも日中発便のほうがビジネスクラスが空いていることも

筆者の経験では、11月の平日火曜日発のニューヨーク便で申請したところ、申請から3日で確定したことがあります。一方、年末年始やGWの便では空席待ちのまま結局アップグレードできなかったことも。時期選びは本当に重要です。

空港のANAラウンジ入口と上質なラウンジ内装
空港のANAラウンジ入口と上質なラウンジ内装

テクニック3:ANAプレミアムメンバーのステータスを活用

アップグレード特典の優先順位は、ANAマイレージクラブのステータスによって変わります。同じタイミングで複数の会員がアップグレードを申請した場合、上位ステータスの会員が優先されます。

優先順位は以下の通りです:

  1. ダイヤモンド会員(最優先)
  2. プラチナ会員/SFC会員
  3. ブロンズ会員
  4. 一般会員

陸マイラーであっても、SFC(スーパーフライヤーズカード)を取得していれば、プラチナ会員相当の優先順位を得られます。SFC修行は大変ですが、アップグレードの成功率を考えると十分に価値のある投資です。

テクニック4:複数便を候補として持つ

1便だけに絞るのではなく、日程に幅を持たせて複数便を候補にすることで、アップグレードの成功率は格段に上がります。

たとえば、「5月15日のNH110便(東京→ニューヨーク)」だけでなく、前後1〜2日の便も含めてアップグレード可能か調査します。ExpertFlyerなどの座席検索ツールを活用すると、各便の上位クラス空席状況をリアルタイムで確認できます。

💡 空席検索のプロ技
ANAの公式サイトだけでなく、ExpertFlyer(有料)やGoogle Flightsを併用することで、より正確な空席情報を入手できます。特にExpertFlyerは予約クラスごとの空席数まで表示されるため、アップグレード成功の見込みを事前に判断するのに非常に役立ちます。

テクニック5:電話申請で柔軟な対応を引き出す

Webからのアップグレード申請は便利ですが、電話でANAデスクに直接連絡することで、より柔軟な対応を受けられることがあります。

たとえば、Web上では「空席待ち」表示の便でも、電話で問い合わせると「直近で空席が出る可能性が高い」といった情報を教えてくれることがあります。また、複数区間のアップグレード申請を一度に処理してもらえるため、手続きもスムーズです。

ANAプレミアムメンバーデスクの電話番号は、ステータスカードの裏面に記載されています。SFC会員以上であれば専用デスクが用意されているため、比較的つながりやすいのもメリットです。

カレンダーにアップグレード申請のベストタイミングをマークしている様子
カレンダーにアップグレード申請のベストタイミングをマークしている様子

テクニック6:国際線乗り継ぎ便を活用する

意外と知られていないテクニックですが、乗り継ぎを含む旅程でアップグレードを申請する場合、区間ごとに成功率が異なります。

たとえば、東京→フランクフルト→ロンドンという旅程の場合、東京→フランクフルトの長距離区間はビジネスクラスが満席でも、フランクフルト→ロンドンの短距離区間は空席があることがあります。「どうしてもビジネスクラスに乗りたい」なら、長距離区間だけに絞ってアップグレード申請するのが賢い戦略です。

テクニック7:当日アップグレードも視野に入れる

出発当日、空港のチェックインカウンターやラウンジで当日アップグレードの空席を確認することもできます。出発直前にキャンセルが出てビジネスクラスに空席ができるケースは意外と多いのです。

当日アップグレードの場合、マイルではなく現金(追加料金)での支払いを提案されることもあります。その場合の追加料金は、事前購入のクラス差額よりも大幅に安いことが多く、5万〜15万円程度でアップグレードできることもあります。マイルと現金、どちらがお得か瞬時に判断できるよう、事前に「自分の中での1マイルの価値」を決めておくと良いでしょう。

陸マイラー必見!アップグレード用マイルの効率的な貯め方

アップグレード特典を活用するには、まず十分なマイルを貯める必要があります。陸マイラーとして、アップグレードに必要な50,000〜70,000マイルを効率よく貯める方法を解説します。

ANAマイレージクラブのステータスカードとパスポート
ANAマイレージクラブのステータスカードとパスポート

ポイントサイト経由のクレジットカード案件で大量獲得

陸マイラーの王道中の王道が、ポイントサイトの活用です。特にクレジットカードの新規発行案件は、1件で5,000〜20,000ポイントを獲得できるものが多く、年間で10万マイル以上を貯めることも十分可能です。

おすすめのルートは以下の通りです:

  • モッピー → TOKYUルート:交換率75%でANAマイルへ(※ルート変更の可能性があるため最新情報を確認)
  • ハピタス → JQみずほルート:交換率70%でANAマイルへ
  • ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードを保有していれば、TOKYUポイント経由のルートが使える

たとえば、ポイントサイトで月間15,000ポイントを獲得し、75%の交換率でANAマイルに変換すると、月間11,250マイル。年間で約135,000マイルになります。これなら北米路線の往復ビジネスクラスアップグレード(50,000マイル)は半年で達成可能です。

日常の決済をANAカードに集約する

ポイントサイトと並行して、日常のクレジットカード決済をANAカードに集中させることで、毎月コンスタントにマイルを積み上げられます。

特におすすめなのが「ANA VISAワイドゴールドカード」や「ANAアメックスゴールド」で、100円あたり最大1マイルの還元率を実現できます。年間のカード決済が300万円なら、それだけで30,000マイル。固定費(家賃のカード払い、光熱費、通信費、保険料)や日常の買い物を集約するだけで、特別な努力なしにマイルが貯まります。

長距離フライトのアップグレードが実現したら、機内で過ごす時間の質にもこだわりたいところ。特にビジネスクラスに乗る際は、ノイズキャンセリングヘッドホンを持参すると、機内エンターテインメントを最高の音質で楽しめますし、睡眠時のノイズ遮断にも大活躍します。

クレジットカードの入会ボーナスを最大限活用

ANAカードや提携カードの入会キャンペーンボーナスマイルは見逃せません。時期によっては、入会後3ヶ月以内に一定額の決済をすることで、最大70,000マイル以上のボーナスがもらえるキャンペーンも存在します。

特にアメリカン・エキスプレスの「ANAアメックスプレミアム」は、入会ボーナスが非常に大きいことで知られています。年会費は高額ですが、入会初年度だけで数万マイルを獲得し、翌年に解約するという戦略も(ただし信用情報への影響を考慮して慎重に判断してください)。

💡 アップグレード用マイルを最速で貯めるロードマップ
STEP 1:ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードを発行(TOKYUルート用)
STEP 2:ポイントサイト(モッピー・ハピタス)に登録し、毎月案件をこなす
STEP 3:日常決済をANAゴールドカードに集約(年間300万円決済で30,000マイル)
STEP 4:貯まったポイントを毎月ANAマイルに交換(タイムラグを考慮して早めに開始)
STEP 5:目標マイル数(5万〜7万マイル)に到達したらアップグレード申請!

実体験レポート:エコノミーからビジネスクラスへのアップグレード記録

ここからは、筆者が実際にANAマイルでアップグレードに成功した体験をお伝えします。成功例だけでなく失敗例もあわせてご紹介するので、リアルな感覚を掴んでいただけると思います。

ビジネスクラスの機内食とシャンパンのサービス
ビジネスクラスの機内食とシャンパンのサービス

成功例:11月の東京→ロンドン便でビジネスクラスにアップグレード

2023年11月、東京(羽田)→ロンドン(ヒースロー)のNH211便で、エコノミークラス(Mクラス運賃)からビジネスクラスへのアップグレードに成功しました。

【条件】

  • 路線:東京(羽田)→ロンドン(ヒースロー)
  • 搭乗日:2023年11月14日(火曜日)
  • 元の予約クラス:Mクラス(エコノミー正規割引運賃)
  • 使用マイル:25,000マイル(片道)
  • ステータス:SFC会員(プラチナ相当)
  • 申請タイミング:出発30日前にWeb申請 → 出発5日前に確定

元のエコノミー航空券は往復約15万円。これにマイルを使ってビジネスクラスにアップグレードできたわけです。ビジネスクラスの正規運賃は片道だけで60万円以上するので、25,000マイルで約45万円分の価値を引き出した計算になります。

ビジネスクラス「THE Room」のフルフラットシートは本当に快適で、12時間のフライトがあっという間でした。機内食はフレンチのフルコース、シャンパンのドンペリニヨンも自由に楽しめ、まさに空の上のファインダイニングでした。

失敗例:GW期間のホノルル便はアップグレード不可

一方で、失敗した経験もあります。2023年のGW(4月29日出発)のNH186便(東京→ホノルル)でアップグレードを申請しましたが、結局出発当日まで「空席待ち」のまま確定せず、エコノミーで搭乗することになりました。

【失敗の原因分析】

  • GWのハワイ便はビジネスクラスがほぼ満席
  • 一般会員だったため優先順位が低かった(当時SFC未取得)
  • 申請が出発14日前と遅かった

この経験から学んだのは、繁忙期のアップグレードは非常に難しいということ。確実にアップグレードしたいなら、時期をずらすか、SFCなどのステータスを取得してから臨むべきだということを痛感しました。

アップグレード確定後の座席指定と準備

アップグレードが確定したら、すぐに座席指定を行いましょう。人気の窓側席やペア席はすぐに埋まってしまいます。ANAのビジネスクラス「THE Room」であれば、窓側の個室タイプが特に人気です。

また、アップグレード確定後は機内で快適に過ごすための準備も大切です。ビジネスクラスにはアメニティキットが用意されていますが、自分に合ったスキンケア用品を持参するとより快適です。トラベル用洗面・スキンケアセットがあれば、機内の乾燥した環境でも肌のケアが万全です。

アップグレードに関する注意点とよくある落とし穴

アップグレード特典には、知っておかないと損をする注意点がいくつかあります。ここでは、陸マイラーがよくハマる落とし穴を解説します。

マイルの有効期限とアップグレード申請のタイミング

ANAマイルの有効期限は獲得から36ヶ月(3年)です。アップグレード申請時にマイルが引き落とされるのではなく、アップグレードが確定した時点でマイルが引き落とされます。

つまり、空席待ちの期間中にマイルが失効してしまうと、せっかくアップグレードが確定してもマイル不足で無効になってしまいます。マイルの有効期限を常に意識し、失効しそうなマイルがある場合は早めに他の用途に使うか、ANAスカイコイン等に交換しておきましょう。

⚠️ 注意:アップグレード申請のキャンセルルール
アップグレードが確定した後にキャンセルする場合、マイルの払い戻し手数料として3,000マイルが差し引かれることがあります。また、元の航空券自体をキャンセルした場合、アップグレード分のマイルは返還されますが、航空券のキャンセル規定に基づくペナルティは別途発生します。安易な申請は避け、確実に搭乗する便に対してアップグレードを申請しましょう。

予約変更時のアップグレードへの影響

航空券の日程変更や便の変更を行った場合、アップグレード申請は自動的にキャンセルされることがあります。変更後に再度アップグレードを申請する必要があるため、予約変更の可能性がある場合は注意が必要です。

特に、旅程の変更で予約クラスが変わると、アップグレード対象外のクラスになってしまう可能性もあります。変更前にANAデスクに電話で確認することを強くおすすめします。

プレミアムエコノミーを経由する「2段階アップグレード」はできない

よくある誤解として、「エコノミー→プレミアムエコノミー→ビジネスクラスの2段階アップグレード」ができると思っている方がいます。しかし、ANAのアップグレード特典は1回の搭乗につき1回のアップグレードのみです。

エコノミーからビジネスクラスに直接アップグレードすることは可能ですが、それは「2段階」ではなく「1段階のアップグレード」として処理されます。エコノミー→プレエコ→ビジネスという段階的なアップグレードはできませんのでご注意ください。

コードシェア便の取り扱い

スターアライアンス加盟航空会社とのコードシェア便の場合、ANA便名で予約していてもANA運航でなければアップグレード対象外となります。購入時にどの航空会社が実際に運航するのかを必ず確認しましょう。

たとえば、NH7001便(実はユナイテッド航空運航)でANA便名の航空券を購入しても、アップグレード特典は利用できません。ANAのWebサイトの便検索で、「ANA運航」と明記されている便のみが対象です。

旅行グッズが並んだパッキング風景とノイズキャンセリングヘッドホン
旅行グッズが並んだパッキング風景とノイズキャンセリングヘッドホン

アップグレードが確定したら準備すべきこと

念願のアップグレードが確定!そこで終わりではなく、上位クラスの旅を最大限に楽しむための準備も大切です。

ラウンジアクセスの確認

ビジネスクラス以上にアップグレードされた場合、出発空港のANAラウンジ(またはスターアライアンス加盟航空会社のビジネスクラスラウンジ)を利用できます。

羽田空港のANA SUITE LOUNGE(ファーストクラス利用者向け)やANA LOUNGE(ビジネスクラス利用者向け)では、食事やアルコール、シャワー室が無料で利用可能。出発前からプレミアムな体験が始まります。

ただし、注意点があります。アップグレードが「空席待ち」の状態ではラウンジは利用できません。確定済みのアップグレードであることが条件です。搭乗券にビジネスクラス(またはファーストクラス)の表記があることを確認してからラウンジに向かいましょう。

機内で快適に過ごすためのトラベルグッズ

ビジネスクラスにはアメニティキットやスリッパ、パジャマ(一部路線)が用意されていますが、自分のお気に入りのトラベルグッズを持参することで快適さがさらに向上します。

フルフラットシートで眠る際には、トラベルネックピローがあると首元のサポートが万全に。ビジネスクラスの枕は薄めのことが多いので、自分の慣れたネックピローで快眠の質が変わります。

手荷物許容量の変更を確認

アップグレードが確定すると、受託手荷物の許容量もアップグレード後のクラスに準じるケースがほとんどです。

  • エコノミー:23kg×2個
  • プレミアムエコノミー:23kg×2個
  • ビジネス:32kg×2個
  • ファースト:32kg×3個

帰りの便でお土産をたくさん購入する予定なら、この手荷物許容量の増加は嬉しいポイントです。トラベル圧縮袋セットを活用して衣類をコンパクトにまとめておけば、お土産スペースをしっかり確保できます。

機内食のリクエストと事前予約

ビジネスクラスでは、出発前に機内食の事前予約ができる場合があります。ANAのビジネスクラスでは和食・洋食の選択ができ、路線によっては有名レストランとコラボレーションした特別メニューも。

アップグレード確定後、ANAのWebサイトの「予約詳細」画面から機内食の事前予約が可能です。人気のメニューは早めに予約が埋まることがあるので、確定したらすぐにチェックしましょう。

よくある質問(FAQ)

Q1. 陸マイラーでもアップグレード特典は使えますか?

A. はい、使えます。ANAマイレージクラブ会員であれば、マイルの貯め方に関わらずアップグレード特典を利用できます。ポイントサイト経由で貯めたマイルでも、クレジットカード決済で貯めたマイルでも、同じように使えます。ただし、ANAプレミアムメンバーのステータスがあると優先的にアップグレードされるため、SFC取得を検討するのもおすすめです。

Q2. アップグレードの空席待ちはいつまで続きますか?

A. 出発当日の搭乗手続き締切までです。空席待ちの結果は、出発当日のチェックイン時に最終的に判明します。運が良ければ出発数日前〜前日に確定の連絡が来ることもありますが、当日のゲートで最後に確定するケースもあります。搭乗口で「アップグレードのご案内です」と声をかけられる瞬間は、何度経験しても嬉しいものです。

Q3. 家族のチケットもまとめてアップグレードできますか?

A. アップグレード特典は会員本人の搭乗分のみです。家族を含む他の乗客の航空券をアップグレードすることはできません。ただし、家族がそれぞれANAマイレージクラブ会員であれば、それぞれの会員のマイルを使って個別にアップグレードを申請することは可能です。また、ANAファミリーマイルに登録していれば、家族間でマイルを合算して使うこともできます。

Q4. 特典航空券からのアップグレードはできますか?

A. できません。アップグレード特典は、有償で購入した航空券が対象です。特典航空券(マイルで発券した無料航空券)からのアップグレードは一切認められていません。特典航空券でビジネスクラスに乗りたい場合は、最初からビジネスクラスの特典航空券を発券する必要があります。

Q5. アップグレードに必要なマイルが足りない場合はどうすればいいですか?

A. いくつかの選択肢があります。まず、ANAスカイコインに交換して航空券代金の一部に充てるという方法があります。また、ANAカードの「マイルプラス」ポイントをマイルに移行する、家族のマイルを合算する(ANAカードファミリーマイル)といった方法でマイル数を増やせます。どうしても足りない場合は、次の旅行まで貯蓄期間を設け、ポイントサイトの高額案件を集中的にこなすことをおすすめします。

Q6. 国内線でもアップグレード特典は使えますか?

A. 国内線ではマイルによるアップグレード特典は基本的に利用できません。ANAの国内線で座席クラスを上げるには、「プレミアムクラスへの当日アップグレード」(有償)を利用するか、最初からプレミアムクラスの特典航空券を発券する方法があります。マイルを使ったアップグレードは国際線限定の特典と覚えておきましょう。

Q7. アップグレードが確定した場合、マイルの積算はどうなりますか?

A. 元の予約クラスに基づいてフライトマイルが積算されます。アップグレード後のクラスではなく、購入時の予約クラスのマイル積算率が適用されます。つまり、エコノミーのMクラスでビジネスクラスにアップグレードしても、積算マイルはMクラスの積算率(70%など)で計算されます。ビジネスクラスの積算率(125%など)にはならない点にご注意ください。

まとめ:ANAマイルでアップグレードを実現するための重要ポイント

ここまで、ANAマイルを使ったアップグレードのテクニックを詳しく解説してきました。最後に、特に重要なポイントを箇条書きでまとめます。

  • 対象運賃クラスを必ず確認 — 格安運賃はアップグレード対象外。予約時に予約クラスをチェック
  • コスパ最強は中長距離路線のビジネスクラスアップグレード — 1マイル=6〜10円の価値も可能
  • オフシーズン・平日便を狙う — 11月の火曜日発などが高成功率
  • SFC取得で優先順位アップ — 同条件なら上位ステータスが優先される
  • 出発24〜48時間前を必ずチェック — 直前に空席が開放されることがある
  • 電話申請も活用 — Webだけでは得られない情報やサポートが受けられる
  • ポイントサイトで年間10万マイル以上を貯める — 陸マイラーならアップグレード用マイルは半年〜1年で十分貯まる
  • マイルの有効期限に注意 — 空席待ち中にマイルが失効しないよう管理する
  • アップグレード確定後は座席指定・機内食予約を忘れずに
💡 最終アドバイス
アップグレード特典は「使えたらラッキー」くらいの気持ちで臨むのがベストです。確定しなくても落ち込む必要はありません。「いつかビジネスクラスにアップグレードする」という目標を持つことで、日々のマイル活動のモチベーションが上がります。コツコツとマイルを貯め、最適なタイミングで申請すれば、必ずチャンスは訪れます。

エコノミークラスからビジネスクラスへ。ビジネスクラスからファーストクラスへ。マイルで叶えるアップグレードは、陸マイラーだからこそ実現できる特別な体験です。今日からマイル活動を加速させて、次のフライトで上位クラスの空の旅を楽しみましょう!


おすすめ関連商品

アップグレードが確定したら、フライトをさらに快適にするトラベルグッズも準備しておきましょう。以下は、ビジネスクラス・長距離フライトに特におすすめのアイテムです。

  • 🎧 ノイズキャンセリングヘッドホン — 長距離フライトの快適さが格段にアップ。エンジン音をカットし、映画鑑賞も睡眠も最高品質に。ビジネスクラスの機内エンターテインメントをフル活用するなら必須アイテムです。
  • 😴 トラベルネックピロー — ビジネスクラスのフルフラットシートでも、自分に合ったネックピローがあると首元の安定感が段違い。低反発素材が首をしっかりサポートし、目的地到着時の疲労感が大幅に軽減されます。
  • 👜 トラベル圧縮袋セット — 荷物をコンパクトにまとめられる旅行用圧縮袋。アップグレードで手荷物許容量が増えても、スーツケース内を整理整頓しておけばお土産スペースをしっかり確保できます。
  • 🧴 トラベル用洗面・スキンケアセット — 機内持ち込みできる液体物対応のトラベル洗面セット。長時間フライトで乾燥する機内でも、しっかりスキンケアすれば到着時のコンディションが違います。ビジネスクラスのラバトリーでリフレッシュする際にも重宝します。

🛫 さあ、次のフライトでアップグレードを実現しましょう!
まずはANAマイレージクラブの残高を確認し、今日からポイントサイトでマイルを貯め始めてください。
半年後のあなたは、ビジネスクラスのフルフラットシートで雲の上のひとときを楽しんでいるかもしれません。

最終更新: 2026年5月2日